備忘録のようなもの

思うことのあれこれを記録しておくところ

キスマイのソロ曲が最高なので語らせて欲しい

  デビュー当時、あまりのチャラさに「ジャニーズってこんな人もデビューするんやな」とどちらかと言えばマイナスイメージからはじまったキスマイ。あれから10年。なんだかんだ、お茶の間とは言え日常にキスマイがいることになんの違和感も抱かず過ごしてきたわたしの、独断と偏見と「おま、誰目線!」な感想殴り書き祭、勝手に開幕! ステマでもダイマでもない。ただ、書き残したかっただけのやつ! です!

 ちなみにわたしは宮田俊哉くんのことを王子様だと言い切れるほうの人間です。それだけ覚えておいてもらったら大丈夫かと。いや、なにがやねん(セルフツッコミ)

 日進月歩。キスマイは確実に「キスマイにしかできないこと」を実現していっていると思います。配信ライブも、ファンのことを思えばこそだって、おそらくファンはわかっていて。そういうやさしさが、彼らの強さであり、たくましさでもある。そこには10年、どんなことも誠実に向き合ってきたからこそじゃないか、ってわりと冷静に感じる今日この頃です。

 これからの10年も、仲良く楽しくやってくださいな。いつも楽しませてもらってますよ。ありがとう!

 

 

 


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北山宏光「灰になる前に」 

 まずはみっくんですね。そう、わたしご機嫌なときは「みっくん」って呼びます。普段は北山さんなんですけど。なんて調子の良さ。そこはご愛敬でお願いします。

 いかにも、北山イズム。隅々まで北山宏光。今回、自身で監督・監修、そしてカメラマンを担当したということで。ここ数年のキスマイの意欲を、先陣切って発信してる感じがすごく好きですね。ちょっと昔の感じ、というと怒られるかな。でもね、わたしの世代(アラサー)にはグサグサ刺さると思うんですよ、この世界観。絶対好きじゃん。浜崎あゆみの壮大なMVで育った、椎名林檎の世界観に圧倒されて育ったわたしたちですよ。大好きでしょ。わたしは好きです(きっぱり)

Spotifyが注目する次世代アーティスト10組を選出する 「RADAR:Early Noise 2021」にも選ばれた新進気鋭なアーティスト(sic)boy、KMが楽曲提供!

今作は崩れ落ちていく世界で行き場を失った人々。 こんな世界に日に日に、ストレス・苛立ちが募るばかり。 それでも、歩むことをやめず生まれ変わるために光を探し求めた希望に満ちた1曲となっています!

  という、avexのコピーから見るに、これからのアーティストさんの楽曲なようですね。めっちゃかっこいいもんな、わかる。普段から特徴のある声だな、とは思っていたんですけど、楽曲にぴったりですよね。金属音とまではいかないけど、どこか耳にこびりついて離れない中毒性があるというか。不快や不穏を煽りつつ、快感に誘われる感じがすごく好きだな~~~~いい世界観ですね。ペンキで汚す感じもまた、染まるでも染めるでもない粗削りな表現で大好きです。

 

https://youtu.be/ohkRXWCqsvs


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横尾渉「僕を照らすモノ」

 最初に聴いて震えました。あの横尾さんが。あのわったーが。歌が下手でいじられて、音を外して笑われていたあの、あの横尾渉が! こんな曲を! 歌うとは!

 既存ソロ曲でもすでに歌に対する成長というのはひしひしと感じていたし、なにより横尾さんの歌声には「誠実さ」があるというか、飾らない、まっすぐさがある。それは俳句からも感じるんですが、その話は長くなるので置いておきます。横尾さんのメンバーを思って作る俳句、大好きです。それはそうと、楽曲のキャッチ―さと歌詞の切実さが妙にマッチしていて、歌声と絵画がぴったりなんですよね。まさに「溶け合う」というか、調和というものを感じます。

MVでは、影響を受けたクリエイターとのコラボが実現! スタジオジブリ映画「耳をすませば」の背景美術制作も担当し 「イバラード」という独自で創造した世界観で描く画家「井上 直久」がなんと絵画を提供!

  なるほど、と思いました。横尾さんのやさしさが楽曲から感じられるのが本当に、本当に素敵で、歌詞にある「一緒じゃないからわかった 一緒じゃなくて良かった だから僕は 僕を好きになれたんだ」には横尾さんが今に至るまでの感情が詰まっていて、思わず泣いてしまいました。軽やかなメロディーに乗せて、そんな気持ちを穏やかな表情で歌う横尾渉。かっこよすぎます。

 


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千賀健永「Buzz」

 今回のソロ曲で一番びっくりしたのがこの曲でした。というか、まさかあの千賀さんがこんなMV作ると思わないじゃないですか。自分が大好きで、かっこいいところをファンの人に見てもらいたい、と言い続けていたであろう千賀さんが。だっさい。めちゃくちゃだっさいぞ、この千之助。なのになぜかだんだんかわいく思えてくるのが千賀さんですよね。

千賀自身が全てをトータルプロデュース!

作詞作曲、MV、振付まで自身で手がけた唯一無二の作品が完成!

  なんだそれすげ~~~~~~~な!? 元々多才だな、とは思ってましたけど、ピアノとかね、努力家なところは周知でしょうけど。それにしても全部やるか。本気で「リスペクトYouTuber」って感じですね。わたしはYouTuberを誰一人存じませんで申し訳ないんですが、それはそうと、千賀さんだけダンスが抜きんでてるのちょっとおもしろいですね。そこ千之助で踊らんねや、っていう。そこは千賀クオリティなんですよね。さすがですよ。それ大事。

 なにより千賀さんがめちゃくちゃ楽しそうで、夢の競演、おめでとうございます。という感じでした。よかったね、千ちゃん!

 


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宮田俊哉 feat.一ノ瀬トキヤ(ST☆RISH)「Nemophila」

 マジか~~~~~~~~~~~マジなのかとしきゅ~~~~~~~~~ん! と思わず絶叫した話題作。かつて愛島セシルを「セシルたん」と呼んでいたわたしがまさかこんなところで一ノ瀬トキヤと再会するとは! 久しぶり! トキヤさん!

2010年にゲーム第一作をリリース以来、CDやアニメなど様々な分野で人気を集める 「うたの☆プリンスさまっ♪」人気アイドルグループ「ST☆RISH」のメンバー「一ノ瀬 トキヤ」とコラボレーションが実現!

  「COUNT SEVEN」というキスマイの神曲を作ってくださった上松さんとのご縁が再び! という狂喜乱舞の新作がまさかとしきゅんソロとは……メンカラが紫だからって……と思ったんですが、トキヤさんだったので、当時一緒にアニメやなにやらで楽しんでいたリア友が「宮田さんがトキヤさんと!?」「宮田歌上手くなったな……」と呟くという涙なくしては語れない展開になってしまいました。久しぶりにTwitterで話す内容がそれって……死ぬまでオタクだな俺たち! という感動に包まれました。ありがとう、としきゅん。歌のレッスンの成果がばっちり出てましたよ。やさしい歌声が曲に合っていて「ザ☆アイドル」にノックアウトでした。まず曲がいい。そんで顔がいい。他になにかいる? いらんやろ。最高か(大の字)

 

https://youtu.be/rHHXXQ2Nfl4


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藤ヶ谷太輔「ヨブコエ」

 ガヤさんはラブソングの帝王みたいなところがあったので、正直(怒られるの覚悟で言うけど)またラブソングだったらつまんないな、と勝手なことを思っていたんですが。まさかの、地球規模のラブソングでしたね。そうか。ガヤさんくらいになると、地球まるごと抱きしめちゃえるのか。そうか。そうだった。納得です。

藤ヶ谷のMVに参加したのは、Instagramのフォロワーが41万人を超える人気フォトグラファー「濱田 英明」。 飾らず、自然体の姿を収める映像は心に深く染みる暖かい映像となっています! 美しいルックに注目。

  色気やかっこよさが前に出るガヤさんだからこそ、こんなやさしい顔で誰か(そこにはおそらくファンのひとりひとりがちゃんといる)のことを思いながら歌えるんですよね。数年前には考えられなかったような力強い歌声は、今までガヤさんが経験してきたことの、ひとつの集大成でもある気がします。ミュージカルや舞台の経験、出会う人との経験。そういうものが丁寧に丁寧に描かれているような気がして、泣かずにはいられませんでした。ありがとう、ガヤさん。いつもかっこよくいてくれて。

 


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二階堂高嗣「BRAVE TUNING」

 サムネイルのニカ(イラスト)かわいすぎて笑いました。いやいや、かわいいけど。ニカのかわいらしさって一見すると「悪ガキぶり」だけど、「シャイ」だよね。知ってる(誰)千ちゃんが振り切ったと思ったら、思いがけずニカちゃんも振り切りましたね。まさかの「ボーカロイド化」ですか。それにしても違和感ないな(コラ)

2年前にYouTubeで公開された「ベノム」が2,000万回再生を突破し 初音ミクや様々なアーティストに楽曲提供を行い、ボカロ界を牽引する人気ボカロP「かいりきベア」が楽曲提供!

  最近の流行りに疎いわたしですら知ってましたよ、「かいりきベア」さん……コラボの相手がどれもこれも豪華すぎるんだよ、avexの本気だよ! 怖いよ! 楽曲の尖った感じがニカちゃんの持ち味でもある「冷静な視点」という感じがしてゾクゾクしますね。こういう世界観、わりと似合う。今まで見たことなかったけど、踊らないしラップもしないし後輩も引き連れない、世界とタイマン、みたいな感じ。

 歌いだしから「グッバイ」って言われるのめちゃめちゃ刺さりましたよ。最高だわ。今だからこそできることですよ、これは。今しかできない。ニカちゃんにはこれからも「大きい子ども」のフリした大人でいて欲しい。

 


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玉森裕太「Share Love」

 ここ数年で歌がうまくなった人の中に、たまちゃんも間違いなくいます。歌がうまくなったというか、よく声が出るようになった。歌うことが楽しくなったのかなぁ、と勝手に思っていますが。なんだろうね、ちゃんとこっちに届けてくれようとする健気さというか、たまちゃんってそこにいるだけでいいのに、一生懸命だから、いいですよね。気だるそうに見られたり、自由人に思われたりするけど、たまちゃんはいつも一生懸命だと思うんです。そうじゃなきゃ、メンバーがあんなにかわいがったりしないと思うんだよなぁ。

MVは「世界のどこかに今日も存在しているであろう2分半」がテーマ。

ベッドの上で同じタイミングで眠ったはずが、自分だけが眠れずにいる・・・ 少し寂しい気持ちと相手を愛おしく想う様子を「真俯瞰+定点+ワンカット」という斬新な切り口で制作!

監督を担当したのは、YouTubeのチャンネル登録者数が155万人「踊ってみた動画」で人気の 「パオパオチャンネル」の「ぶんけい」が担当しました!

  思わずたくさん引用してしまった……どれをとっても最高ですよね? テーマの「存在しているであろう」という部分も、「自分だけが眠れずにいる」のも、たまちゃんだからこそ、やさしく愛らしく表現できるんだなぁって観終わって思わずあたたかな溜息が出てしまうというかね。こんなの、恋しちゃうよ、たまちゃんに。ドキドキしちゃった。あんなに穏やかな映像なのに。

 ガヤさんが世界を丸ごと抱きしめたのと対照的に、目の前のひとりだけを一心に抱きしめるたまちゃん。世界を塗り替えるように佇むみっくん。世界にしっかりと地に足をつけて歩き出す横尾さん。違う世界に勇気を出して飛び込む千ちゃん、世界どころか次元まで跨いじゃったニカ、そして交わるはずのない世界を交差させたとしきゅん……

 アイドルのMVというひとつのカテゴリの中には、まだまだいろんな可能性が秘めている。それは表現者であるということの可能性でもあり、キスマイのこれからの可能性でもある。そんなふうに思わせてくれる素敵な作品集でした。

 

 にわかのひとりが好き勝手書き散らかしました。本当にどれも大好きで、こんなに気持ちが高ぶったのは久しぶりでした。これからも世界の隅っこから楽しませていただきます!
 こんなところまで読んでくださり、ありがとうございました。キスマイGO!