備忘録のようなもの

思うことのあれこれを記録しておくところ

勇気を出して参加したBL(ネット)句会に投句した句を晒す

 タイトルの通り、晒します。なんでかって、そりゃあ、うん。恥ずかしいから。恥ずかしいから晒すんです。うーん、単純明快。

 Twitterのフォロワーさんが主催されていて、一度もリプライ送ったこともないのに参加表明しました、DMで。おなかの底の方にあった勇気をかき集めてきました。心臓飛び出すかと思いました。主催さま、快く受け入れてくださりありがとうございました。

 恥ずかしいのでさっさと出します。兼題を見たときに「確かにBLだ」と思ったわたしの素質は問わないように。どこまでも単純なんです。

 

 

兼題「蛾」

来世ではぼくの恋人火蛾看取る

 

自由題(当季あるいは無季)

Tシャツのロゴが読めないまま洗う

シャーペンの発音惑う夏休み

 

 投句して、選句の際に一言添えて。萌選と並選と。並と言えども萌選と同じように、心にグッサリ刺さったのを選びましたので、もし参加者の方が今この記事を読んでいらして、万が一わたしが選んだ句の作者の方でしたら「萌えました。ありがとうございました」とお伝えさせてください。性癖にぶっ刺さりました。ごちそうさまでした。

 

 ここからは、同人誌のあとがきで言い訳している作り手みたいなことを言っているので、作句意図に興味がない方、妄想に差し支える気がする方はこの辺でやめといてください。BL句会また参加したいな~。

 

 と言うわけで。

 火蛾の句は、正直、悪癖出まくりのてんこ盛り句です。「来世」「ぼくの恋人」「火蛾」「看取る」……アホなのか、と。自分で言いますけど。でも、BLって、どこかこう「そんなことある!?」ってことが平気で起きちゃう。恋って非日常的だと思うんですけど、それが日常の中にあるから息苦しい。そういう重さを、字面の言葉に委ねました。大袈裟だな、と思ってもらえたら、意図は伝わったかな、と。

 Tシャツの句、夏シャツにして当季にしようと思ったら、夏シャツのロゴってピンとこないな、と思って。ロゴが読めないんですもん、彼は。「これ、あいつのだよなぁ」って思いながら洗濯機に入れようと思ったら、ロゴの文字が読めなくて「ふはっ、なんて書いてあるんだよ」って言うだけの話なんですよ。さっきの火蛾が仰々しい、大袈裟な、あからさまなBLだとしたら、こっちは日常BL。ザ☆性癖。このTシャツを洗う彼は、Tシャツの持ち主のことを、今まで然程気にかけていなかった、というどうでもいい裏設定置いときますね。じゃあなんで洗ってんのって話なんですけど。まあ、そこからはご想像におまかせします。

 シャーペンの発音が違うなんて、思いもしなかったんですが、どうやら人によるらしい。この間ラジオを聴いていて知りました。そういう「違い」って、「共通項」を見つけたときより衝撃が大きい気がして。「違うって、今の」「え、合ってるって」というしょうもない問答のあと、「しょうもな」って笑って終わる。そういう時間が楽しい。しあわせだ、と思える瞬間があった夏休み。夏休みって学生特有というか、青春の一ページだなって、この歳になってようやく気付きました。大人になったら、子どもたちがいつから夏休みか忘れちゃうんですよね。関係ないから。だからこそ、夏休みの特別感っていいなぁ、と思います。って、なんの話や?

 

 長い。めちゃくちゃ長い言い訳にお付き合いいただきありがとうございました。主催さまや参加者のみなさま方がここを読んでくださっているかはわかりませんが、楽しいひとときをありがとうございました。

 俳句そのもののクオリティ云々、気になるところは多々あるかと思いますが、それを差し引いて「こういうのが想像できるところがよかった」とコメントをいただき、俳句の、というより我が性癖への自己肯定感というものがですね、ちょっと持てた気がします。はい。素直にうれしかったです。

 やっぱり「好き」を共有できるって楽しいな~~~!