備忘録のようなもの

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MBS「プレバト!」第一回炎帝戦(後半)

 サクサクと後半のメモにいきます。後半の方が長いです。いくぞ~~~!(謎テンション)

 

MBS「プレバト!」第一回炎帝戦(後半)

 放送日:2017年6月29日(木)19:00~20:54

 お題「海」

 

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4位:籐椅子の脚もとにある水平線/Kis-My-Ft2横尾渉(名人初段)

 地道にコツコツの千賀くんと対照的に優等生の横尾さん。それでも努力を惜しまずここまでやってきました。出演当初から言葉選びの素直さ、感覚の面白さを褒められていましたが、今回も横尾節炸裂です。夏井先生の「自分が写真の中に入って、映像の中で季語に出会う。だからこの瑞々しい句ができる」とのコメント。こんなこと言われたい~と思わずじたばたするわたし。それはさておき、気になるのが「籐椅子の脚」。その脚、なんの脚? 籐椅子? 自分の?

 夏井先生の直しで「籐寝椅子のあしもとにある水平線」になりました。横尾さんのイメージする「籐椅子に寝そべる(自分の)足元にある水平線」にぐんと近づきました。字余りになっても伝えたいことは伝える。千賀くんの直しと同じく、かなり勇気のいる作業……! これができるようになれば、もうワンランク上にいけるということだそうで。横尾さんファイト!

 

3位:夏の果ボサノバと水平線と/東国原英夫(名人2段)

 東国原さんの作業工程が映って、「やっぱり!」と思いました。多作多捨タイプ、30句は作ったとか。後で書きますが、フルーツポンチ・村上さんはどちらかと言うと直感タイプだと思うので、このふたりがいつもお互いに「ふーん?」となるのは当然かも。夏の終わりの倦怠感と、聞こえてくるボサノバと、水平線。ボサノバって、と思いつつ、ボサノバか、と何故か納得してしまう不思議。ボサノバか。

 直しはなく、「五・七・五の調べに整えられるが、あえて崩していることで気だるさが出ている。ボサノバが気だるさと合っている」と夏井先生。確かに「ボサノバと水平線と夏の果」にしても、「ボサノバと夏の果てなる水平線」にしてもいいところを、あえて、というのが巧妙。それにしても、ボサノバ……クセになりますね。

 

9位:渋滞の後部座席の浮き袋/フルーツポンチ・村上健志(特待生1級)

 出演当初から突飛な発想でぐんぐん特待生に。飛び級(だったっけ?)して、最速の1級。コツコツアイドルを応援している身としては、正直「あ、あいつぅ!」って感じですが、それはさておき、今回のは……そりゃ最下位だわ! アンチ発言でもなんでもなく、「すでにある」感じ。類想というやつ。どうした、いつもの空想と妄想に乱れたロマンチックな村上さんはどこへ!? 一緒に見ていた妹の「日和ったな」には笑いました。なんでこんなふつうな感じに落ち着いちゃったんだ!

 夏井先生の「行きか帰りか」に基づき、直しその1「渋滞の座席を弾む浮き袋」これなら行き。直しその2「渋滞の座席にしぼむ浮き袋」これなら帰り。なるほど~! と思わず膝をポン。それにしても「もともと夏があんまり好きじゃない」って、じゃあ最初からそれ詠みなさいよ、と思ったのはわたしだけでしょうか。あ、ちなみにわたしは村上さん嫌いじゃないですよ。今日のはつまんなかったですけど!(コラ)

 

6位:星空の螺鈿を恋ふる夜光虫/梅沢富美男(名人6段)

 夏井先生をババアと呼び、子どもから揺るぎない不支持票を得ている梅沢さん。なんだかんだコツコツアイドルを応援してくれているので、一概に悪役でもないのですが。それは置いといて、螺鈿(らでん)ですよ。貝殻のね、キラキラしてきれいなアレ。夏井先生に「一見かっこよく見えますがやりすぎ。下心が見える」とバッサリ。ああ、明日は我が身。「星空の螺鈿」の比喩と「恋ふる」の擬人化のてんこ盛りな感じが、どうにもしつこい。確かに。

 夏井先生の直しで「星空の螺鈿さざめく夜光虫」に。さざめくってきれいな言葉だな~~と思っても、推敲の過程で思い出せるかは別の話。直しの句だったら、句会でいただくかも。「この句に品がないのは作者の人格のせい」……痛み入ります。

 

1位:セイウチの麻酔の効き目夏の空/FUJIWARA藤本敏史(名人4段)

 「梅沢を倒して~!」と子どもに大人気のフジモン。どちらかと言えば強面のおっちゃんなのに、どうしてここまで人気なのか。それは紛れもなくフジモンワールドだと思うのです。東国原さんも「フジモンワールド。子どもの目線」と言っていますが、ディズニーが好きで、家族が大好きなフジモンの人柄が……おや? さっき人格の話をしたばかりですね。偶然!(白々しい)

 麻酔が「効いて/効かず」を敢えて使わずに「効き目」とするところに、夏井先生も関心されていました。フジモンの句ってとにかくかわいい。「セイウチの」で、すでにかわいい。セイウチって顔がダントツかわいいわけでもないのに、水族館でぬぼっとしているあの子を見ると「かわいい」と思う。獣医さんもスタッフさんも、みんなあの子が眠るのを待っている。出演当初最下位を取ったとは思えない今日この頃ですが、あの頃夏井先生にしこたま怒られてがんばった甲斐があったということですよね。継続は力なり!

 

 じめじめとした梅雨の暑さが続く日々ですが、こんなときこそ俳句を作ろう、と思ったわたしでした。フジモンと石田さんの句がお気に入り。

 あ~プレバト句集出ないかな。横尾さんと千賀くんの句を出演当時から並べて読みたい、そんなファン心。

 

 こちらも長々と最後までお付き合いいただきありがとうございました!